はじめてご主人のベッドで昼寝だ!
この家の主人がこの家の夫人につれられてはじめて彼らに会いに行ったのは9月16日のことだった。そして彼らがはじめて主人宅を訪ねたのは9月25日のこと、もう2か月も前のことになる。それ以来、去勢手術の一日を除いて、彼らが主人宅から外に出たことは一度もない。ちなみに保護猫ボランティア団体と正式譲渡の約束を取り交わしたのは11月4日のことだ。この2か月の間、主人と夫人はてんてこまいの生活だった。生後6か月の兄弟猫と人間の共存、その最初の段階とはそういうものだ。2か月後のいま、彼らはずいぶん慣れたらしい。こうやって主人のベッドでお昼寝だ。



