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フレームワークと例外、モダンの・・・・

先月(2024年2月)の「新潮」には浅田彰の回顧譚が掲載されたが、今月は「群像」に蓮実重彦の回顧譚が掲載されている。朝日新聞には柄谷行人の回顧譚がシリーズになっているから、これらかつてのスーパー知識人たちの回顧譚が同時期に出現するのには、そ...
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われわれは積極的に認知症にならなければならない

毎月文芸誌の目次をみているのだけれど、ここ数年、読んでみたい著者やタイトルにめぐりあうことは少なくなった。文芸誌というのは、新潮社の「新潮」、文藝春秋社の「文学界」、講談社の「群像」、集英社の「すばる」の四つのことで、こうやって数えあげてみ...
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凧あげ

正月の高齢者住宅には相当数の老人が自室にひとりで過ごしている。もちろん家族に連れられて外出したり、大晦日から家族のもとや旅行にでかけているものもいるらしい。昨年のゴールデンウィーク明けにゴルフセットを抱えて帰ってきた例のでっぷり肥った老人は...
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バートルビーには「道の優先権」がある

「週刊読書人」2023年12月22日号は年末恒例となっている苅部直、宮台真司、渡辺靖の鼎談。恒例とはせいぜい五六年くらいと思っていたが、冒頭で苅部がもう15年と言っている。15年前なら「図書新聞」とあわせて毎週買っていたころだが、最近はこの...
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寓話

もう50年も昔のことになる。御池通と四条通を結ぶアーケードの、その端のほうにある古本屋だったとおもう、そこで購った古本に載っていた話である。題字は「半島古事拾遺」、著者は金森何某、奥付には昭和13年6月とあるが、薄い冊子で私家版らしい。丹後...
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電気屋!

イライラするのは、電気屋で家電を検討していると横から寄ってきて、こちらはなにも尋ねていないのにいきなりなにか説明しはじめる店員だ。イライラする・・・・とはいえ落ち着いて、まずは留保しよう、結果的にそれがよかったこともあるから。おれのように世...
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ボヌとグル

1その電話をうけたのは、長く続いた真夏の暑さがようやくおさまろうという、すでに9月の末ころであった。電話はこんな調子ではじまった。xxさんの携帯電話でしょうか、いま少しお電話のお時間を頂戴できますでしょうか、こちらはxxという犬猫愛護団体の...
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A Girl and Boys of the NYPD choir were singing…Pogues !

今年のクリスマスはこうなるだろう、ぼくは約束を忘れてはいないから。日が暮れだす時間に商店街をぬけて甲州街道にでると左に折れ、Bakery Sasaでバゲットを一本もとめる。店をでるまでのあいだ、奥の壁にはってある彼のポスターをじっと眺めるだ...
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教育的配慮

まだ帰宅ラッシュにはいくぶんはやい、下北沢の地下二階ホームである。わたしはいつも、快速急行を見送ってその直後に到着する急行の、その最後尾に乗ることにしている。快速急行は、ラッシュ前のこの時間であっても、しかもその最後尾ですら混雑しているから...
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Samoa, the best ! Fiji, the trickster ! 1st half of the World Cup Rugby 2023

ラグビーワールドカップ、プール戦が終わって顔ぶれだけみれば結果はおおむね予想通り。Australiaが残れなかったことを強いてあげてもいいかもしれないけれど、これはセレクションと前哨戦の結果をみれば大会まえから予想できたこと、ヘッドコーチの...